それにしても、最近すごい事件が続くなぁと思っています。
まず驚いたのは、5月31日の事件で、千葉の習志野で両親が子供に殺されたという事件がありました。殺したのは、大学の2年生の次男、22歳。なんと路上で馬乗りになって刃物で両親を何度も何度も刺したとあります。すごいですね・・・
その2、3日前にも、東京の杉並で家が火事になって海洋学者のご夫婦が亡くなりましたが、これも子供が火をつけたということです。
私にも大学2年と大学1年と中学2年の3人の子供がいます。どういう事情であれ、子供が親を殺すとは、どういう感覚なんだろうなぁと深く考え込んでしまいます。
最近、ある本を読みました。致知出版から出されている本で、『あなたの夢はなんですか?―私の夢は大人になるまで生きることです。』という本です。
この本を書いたのは、NGO沖縄アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲郎さんという方で、15年ほど前からフィリピン、ベトナム、タイなど主にアジアの貧困地域、スラム街、山岳民族などを尋ねて、子供たちを支援する活動を続けている人です。
この本にはかなり衝撃を受けました。世界には本当に色んな境遇の子供たちがいるんだなぁということをあらためて実感しています。
フィリピンにスモーキーマウンテンという所があります。スモーキーマウンテンとは、多くのごみが捨てられ、発酵して煙が出ている場所で、そのごみの中で暮らしている子供たちが、沢山いるのだそうです。子供たちはボロボロのTシャツを着て、手足を真っ黒にして、爪がめくれて血だらけです。ごみの中から売れるものを探して、それを売って生活をしているのだそうです。
ここに住む10歳くらいの女の子に池間さんが尋ねました。
「あなたの夢はなんですか?」
そうしたら少女はニコニコした顔でこう答えたそうです。
「私の夢は大人になるまで生きることです」。
ここに住んでいる子達は、病気のためほとんど15歳くらいで亡くなってしまいます。大人になれないのだそうです。
また、ミャンマーとラオスの国境が目の前という場所に、山岳民族の村があります。ここは、とても貧しいところで、大体12、3歳位になると、女の子たちは売春婦として売られていきます。そしてほとんどがエイズに感染して帰ってくるのだそうです。娘たちも、親たちもそれを知っています。しかし売られていく娘たちは、彼に「お父さんお母さんのためだから、しょうがないね」と笑顔で答えました。
池間さんが子供たちを遠足に連れて行ったときのこと。おいしい食べ物をいっぱい食べさせようとして、お弁当を用意しました。子供たちにお弁当を開けさせると、子供たちは「こんなごちそうは食べたことがない。すごい!」と本当に大喜びしたそうです。
でも弁当には一切手をつけません。
「食べていいんだよ、どうして食べないの?」
そうすると子供たちは口々に「これ、お父さんとお母さんに食べさせたいので、家に持って帰っていいですか?私たちだけこんなおいしい食事を食べるわけにはいきません。」そう言って誰も手をつけなかったそうです。
極限状況の中で、命をかけて親を守ろうとする貧しい国の子供たち、一方で親に馬乗りになって親をめった刺しにして殺す豊かな国の子供。何が違うのでしょう。
一概に比べることはできないけど、この違いはどこからくるのかなぁと深く考えさせられますね。親子って何なのかなぁと。
子供たちの幸せのために、自分は何ができるか、今考えています。



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