管理職になると誰もが、部下をどのようにモチベートしていくか考えます。
先日ある会社の研修をしたとき、休憩時間にある1人の管理職から質問を受けました。
「部下にどんな話をすればやる気になってくれるのでしょう?教えてください」
と彼は私に聴きました。
「何を話しているんですか?」と私。
「いや、色んな話をしてるんですけどねぇ・・・
時にはハッパをかけたり、時にはイライラして怒鳴ってしまうこともありますよ」
「それで部下はやる気になってるんですか?」
「いや、一向にやる気にならなくて、困ってるんです」
そこで、私は彼に質問してみました。
「ちょっと視点を変えてみましょうか。
あなたは、上司からどのようにしてもらえたらやる気になりますか?」
「そうですね、褒めてもらいたいですね。何より話を聞いてもらいたいですね」
「やる気のなくなるときはどんな時ですか?」
「話も聴いてもらえないで、ただ「やれ」なんて言われると、
もう頭にきてやる気がなくなってしまいますね」
「ところで、あなたは部下の話をきちんと聞いて、部下を褒めているんですか?」
「いやぁ、そうですね・・・聞いているつもりだったんですが・・・」
部下をやる気にさせることが上手い管理職と下手な管理職は
具体的にどこが違うのでしょうか?
部下をやる気にさせるためには、確かに色んな要素があります。
一つは、会社の仕組みやシステムも大きな要素です。
しかしながら、もっともっと大事なことは、部下にいかにビジョンを示し、
見通しを持たせてあげることができるか。これは重要です。
見通しがなくなると、人はモチベーションが下がり、パッションダウンします。
さらに大きいのが、上司との人間関係です。
どんなに上司が優秀で仕事ができても、
部下と良い人間関係を作ることができなければ、
部下のやる気を引き出すことは決してできません。
そして部下と良い人間関係を築く上で最も重要なのは
部下をひとつひとつきちっと承認してあげることと、
部下のビジョンを明確に聞いてあげること、さらには話をよく聞いてあげることです。
多くの上司は自分を理解させようとすることに時間を割きます。
しかし、優秀な上司は違います。
自分の正しさを理解させようというよりも、部下を理解しようとすること、
分かろうとすることに多くのエネルギーを使います。そこが共通しているところです。
人は、自分のことを理解してくれている人のために頑張るものなのです。



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いつも拝見させてもらっています。心にズキンときました。
10年前にこれを読んでいれば・・・。しかし、今からでも遅くはありません。また、上司になれる機会があれば必ず、実践します。本当に有難うございました。