2006年10月20日 17:54 リーダーは「褒める達人」

ある製造メーカーで長年研修をさせていただいていますが、
人事部長の白石さんは人を褒める達人です。
本物の褒め上手なのです。
いつも非常にタイミングよく部下を褒めていらっしゃいます。

「よく勉強しているね」と目に見えない努力を称え、
「ありがとう、君のおかげだよ」と部下の貢献に感謝し
「大丈夫!君はできる」と部下を励ますのです。

何度かこの職場を訪れていますが、彼の職場は活気が溢れており
緊張感の中にも笑顔が絶えません。
白石部長に対して「口がうまい」という人は誰もいません。
皆が彼に対して好意を抱いています。
それは、彼の褒め言葉には、相手を大切にする思いやりがあるからです。
口先だけではなく、心からそう思い、伝えているのです。

幕末の志士、吉田松陰の「賞賛教育法」は有名です。
彼が松下村塾で若者に指導したのは、わずか2年半に過ぎませんが
この短期間の間に彼の元から、高杉晋作、伊藤博文、久坂玄瑞など
明治維新の原動力になる人たちが育っていきました。
「その才は比べる人がいない」と久坂玄瑞は絶賛し、
「その博識ぶりは右に出るものがいない」と高杉晋作は褒め称えたといいます。

人は自分の長所を素早く見抜き、評価してくれるリーダーに
大きな愛情を感じるものです。
人の長所を見出だし、褒める能力はリーダーシップの重要な要素です。
人の欠点ばかり指摘する上司は多いです。
欠点は目に付きやすいため、指摘するのは簡単です。
しかし、長所を見つけるためにはその人に関心と愛情を持たなければ
なかなか見出すことはできません。
部下を本気で育てようと思うならば、上司は部下の長所をいつも探し、
そして心から褒めなければなりません。
部下は、褒められたいのです。

俳優の高倉健氏はエッセイ集「あなたに褒められたくて」(集英社刊)の中に
こう書いています。

「お母さん、僕はあなたに褒められたくて
ただそれだけで30年間駆け続けてこれました」

リーダーは人の長所を褒める習慣を身につけて欲しいと思います。

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コメント(3)

大変耳が痛い話です。気を付けます。

褒める達人!目指したい!です
なんだかうれしくなってきました~
英郎先生素敵!!!

勉強になりました。
私は、人に本当に無関心だったなーと、
最近気づかされ、人に関心を持つようにしよう
と思ってはいるのですが、
やはり心から思っていないのか、
関心をもてていないようです。
どういう風に人と接していいのか、改善していけば
いいのかわからない状態でした。
そんな時に”人の長所を探す”という事を聞き、
”これだ!!!”的なものを感じました。
日々、心からではないかと思いますが、
長所を探す事を意識して、人と接してみようと思います。
ありがとうございました。
m(__)m

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