2007年2月13日 12:50 部下をやる気にさせる上司・そうでない上司

管理職になると誰もが、部下をどのようにモチベートしていくか考えます。

先日ある会社の研修をしたとき、休憩時間にある1人の管理職から質問を受けました。
「部下にどんな話をすればやる気になってくれるのでしょう?教えてください」
と彼は私に聴きました。
「何を話しているんですか?」と私。
「いや、色んな話をしてるんですけどねぇ・・・
時にはハッパをかけたり、時にはイライラして怒鳴ってしまうこともありますよ」
「それで部下はやる気になってるんですか?」
「いや、一向にやる気にならなくて、困ってるんです」

そこで、私は彼に質問してみました。
「ちょっと視点を変えてみましょうか。
あなたは、上司からどのようにしてもらえたらやる気になりますか?」
「そうですね、褒めてもらいたいですね。何より話を聞いてもらいたいですね」

「やる気のなくなるときはどんな時ですか?」
「話も聴いてもらえないで、ただ「やれ」なんて言われると、
もう頭にきてやる気がなくなってしまいますね」
「ところで、あなたは部下の話をきちんと聞いて、部下を褒めているんですか?」
「いやぁ、そうですね・・・聞いているつもりだったんですが・・・」

部下をやる気にさせることが上手い管理職と下手な管理職は
具体的にどこが違うのでしょうか?
部下をやる気にさせるためには、確かに色んな要素があります。
一つは、会社の仕組みやシステムも大きな要素です。
しかしながら、もっともっと大事なことは、部下にいかにビジョンを示し、
見通しを持たせてあげることができるか。これは重要です。
見通しがなくなると、人はモチベーションが下がり、パッションダウンします。

さらに大きいのが、上司との人間関係です。
どんなに上司が優秀で仕事ができても、
部下と良い人間関係を作ることができなければ、
部下のやる気を引き出すことは決してできません。
そして部下と良い人間関係を築く上で最も重要なのは
部下をひとつひとつきちっと承認してあげることと、
部下のビジョンを明確に聞いてあげること、さらには話をよく聞いてあげることです。
多くの上司は自分を理解させようとすることに時間を割きます。
しかし、優秀な上司は違います。
自分の正しさを理解させようというよりも、部下を理解しようとすること、
分かろうとすることに多くのエネルギーを使います。そこが共通しているところです。
人は、自分のことを理解してくれている人のために頑張るものなのです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.achievement.co.jp/mt/mt-tb.cgi/566

コメント(1)

いつも拝見させてもらっています。心にズキンときました。
10年前にこれを読んでいれば・・・。しかし、今からでも遅くはありません。また、上司になれる機会があれば必ず、実践します。本当に有難うございました。

コメントする

コメント

取締役ブログ①.jpg