私の9冊目の本が出版される。
タイトルは「プレイングマネジャーのための新図解コーチング術」(アーク出版)。
アーク出版は以前からお世話になっている出版社で、
私の「職場のコーチング術」そして「部下をひきつける上司の会話術」も出版させていただいている。
アーク出版の川口社長から「そろそろアーク出版から本を出していただけませんか」
という依頼を受けたのは昨年だった。
様々な準備を経て、実際に原稿を書き始めたのは今年の2月に入ってからだ。
それから日曜日に原稿を書くと決めて、
日曜日はひたすら英語の勉強と、この原稿の執筆に費やしてきた。
今回の本で意図したところがいくつかあった。
まず1つはプレイングマネジャーのために書いたということである。
日本の多くのマネジャーはほとんどプレイングマネジャーだ。
10年ほど前には、プレイヤーとマネジャーがどの企業でも明確に分けられていた。
すなわち、プレイヤーとして十分に訓練を受けてからマネジャーとなり、
そこから部下を育てるマネジャー業に専念していったのである。
しかし、社会の急激な変化は、多くの企業から余裕を奪った。
直接お金をうまない専任のマネジャー職は縮小され、
プレイヤーとマネジャーを兼務させるプレイングマネジャーが誕生した。
しかし、マネジャーとプレイヤーとでは求められるコンピテンシーがまったく違う。
そこで、部下をなかなか育てることのできない、プレイングマネジャーがたくさん生まれた。
それを埋め合わせるために導入されたのがコーチングだ。
コーチングでは、部下にいかに仕事を任せていくか。
そして任せた部下に対して、いかに主体性を引き出していくかというスキルである。
さらにこの本で意図して書いたことは、選択理論心理学である。
コーチングはスキルであって、理論の背景を持っているわけではない。
それぞれ独自にスキルが磨かれてきた。
一方、選択理論心理学は理論が重視されているが、
まさにその人の選択を尊重するという、
コーチングスキルのバックグラウンドとしてぴったりな理論だ。
このコーチングスキルと選択理論を組み合わせると、
より強固に一体感を持って部下の主体性を引き出すことができる。
私は多くの管理職にこのコーチングと
選択理論の両方を学んでいただきたいと思っている。
そこで、この本では選択理論についてもかなり触れている。
是非、部下の主体性を引き出したい、
そして部下をもっともっと育てたいと思っている
多くのプレイングマネジャーの方に読んでいただきたいと思う本だ。
書店では7月26日から27日あたりから並ぶので、
ぜひ読んでいただきたいと思っています。
英郎先生、おはようございます。
待ってました。
出版が楽しみです。
選択理論とコーチング。。。
大変興味深いです。
執筆、お疲れ様でした。
必ず読みます。
素敵な情報をありがとうございます。
「プレイングマネジャーのための新図解コーチング術」購入し、熟読しております。
読みながら気になった点をネットで調べていたところ、一点スペルミスを発見してしまいました。
P139のMesurableは、どうやらMeasurableが正解のようです。
で、合ってますか?