みなさんZARAという名前をご存じだろうか?
アパレル業界で世界の頂点に君臨する企業である。
1975年、スペインの最北西部コルーニアで誕生した。
現在世界各地に1400店舗をかまえ
売上高は、1.4兆円。
まさに世界のアパレル業界の頂点に立っている。
日本にも、約50店舗を超える出店を遂げている。
小さな片田舎で誕生したZARAが
なぜ、世界をリードする企業になったのか。
ZARAを第一線で率いてきた人が
ヘスス・ベガ・デ・ラ・ファジャ氏。
彼はもともと、スペイン最大手であり、
世界でも有数の銀行の一つである
サンダンデール銀行の幹部として働いていた。
キャリアアップは順調で高い職位も得ていた。
そんな彼が、ヘッドハンティングされる。
そして、ZARAを主催する インディテックス社の創業者であり、
伝説的な経営者であるアマンシオ・オルテガ氏と面接する場面がある。
印象的だ。
彼は、人事部長の候補者として
ヘッドハンティングされるわけであるが
ベガ氏は、オルテガ氏にこう尋ねる。
「もし僕が、入社できたとしたら、本当に僕にしてほしいことは、なんですか?」
と尋ねる。
彼は、目標数字を達成することとか、
生産性を何%上げるだとか、
世界中で、何人社員を雇い入れることか
そんな答えが返ってくると思っていた。
するとオルテガは、意外な答えを返した。
「人々を愛してほしい。それ以外のことは後からついてくるさ。
まず何よりも同僚を愛してほしい。その愛があれば、
彼らをどうしたらよりよいスペシャリストに育てることができ、
どうしたら彼らを、満足させるかがわかってくるから。」
この瞬間ベガ氏は、この会社で働きたいと思うことになる。
すなわち、人事部長の候補者に対して、
社長がこんな言葉をかける企業で働きたいと痛切に思うのである。
社員が、番号ではなく、人として扱われる企業、人が愛される企業。
こんな企業で働きたいと彼は思い
そして、ZARAに入社することを決意する。
人材開発のマネージングディレクターに就任した後
彼は、60カ国以上の拡大に貢献してきている。
そのベガ氏が、マーケティングブランディング戦略を語る
日本で初めての講演会が行われる。
12月2日 16:30から18:00
アチーブメント高輪研修センターで開催される。
世界を虜にする、マーケティングとブランディング戦略を知る機会として
どうか、多くの方に参加いただきたいと思います。
あわせて、ベガ氏の書いた
「世界中を虜にする企業 ZARAのマーケティング&ブランド戦略(アチーブメント出版)」の購読もお勧めします。
なぜ、ZARAが世界のトップに上り詰めたのか
エッセンスが余すところなく書かれています。
12月2日お会いできることを楽しみにしています。
英郎先生、おはようございます。
ZARA、初めて聞きました。(ZARDは知っていました。笑)
「人々を愛してほしい。」
惹かれますね。いいですね。
坂本光司先生のおっしゃっていることと同じですね。
愛・所属の欲求が満たされました。
人生の土台は『愛』、、、改めて納得しました。
ありがとうございました。